易経というジャンルがある。いわゆる占いである。
この記事では、私が20年間読み続けてきた易経の名著から学んだ内容を、 自分の理解としてAIに反映させ、 “AI師匠”として再構成させました。
背景
私は大学生の頃に易経に興味を持ち、時々思い立ったように本を買って学んだり、
自分なりに卦を立てて占ってきた。色々な節目でも占ってきた。
当たる当たらないというより、人生の浮き沈みの流れを毎回考えさせられる。
独学時々趣味程度の範囲のため、占っているというと恥ずかしいレベルだが、
何か思い立つごとに卦を立てて落ち着いてみるようにしている。
昔から読んだ易の本は大事に取っているか、
一部の使用頻度の高い本は、10年ほど前にpdf化してデータ化し、
自分で作ったExcelシートとマクロで易をすぐに調べ、
該当ベージを呼び出せるようにして使っていた。
最近、AIの発展が著しい。
仕事柄使い始めることも多く、
同じように曲がりなりにも使い始めた方も多いのではないだろうか。
今回、私のそのような易経の趣味の経歴と、
AIでいう「自分が選定した膨大な情報をAIに参照させて、質問に回答させる」
RAGという機能を合わせて、AI易占を試みてみる。
世の中のAIやchatGPTは便利だが、ネット上の玉石混交な情報ではなく、
自分が20年使ってきて信用できる『本の言葉』だけで答えてほしい。
そのこだわりを実現するのがRAGという技術だった。
※実際、一般的なchatGPTなどで易占をすると、基本的なところが間違っていたり、
私の思っていたのと異なる解釈をされて、私には合わなかった。
ハルシネーションであったり、
流派・解釈の異なる情報を有象無象に取り込んでいるせいであろうと勝手に思っている。
私は今回、自分が使っている書籍pdfのうち、長年使ってきた3冊のPDFを参考に、
自分の理解をAIに参照してもらうかたちで知識の統合を試みた。
占いへの回答、チャットボットならびに汎用的に回答してくれるかを試してみた。
試しに参照させる易経本たち
参照本①
『現代易入門』(井田成明):
私が22年ほど前に初めて買った易の本である。
普通の本屋で立ち読みして買ったのを今でも覚えている。
初めて知る人にも分かりやすく、現代風に解釈した良本と考えている。
13年ほど前にPDF化した。
20年前に買った時は3、4000円程度だったと思うが、
今ネットで調べると数万円するようだ。
現代風の説明、解釈により、
私にはこれが一番わかりやすく理解しやすい原点の本である。
今でもこのpdfに立ち返る。デジタルに残る手垢がまた思い出深い。
参照本②
『易学大講座』(加藤大岳):
もう少し詳しく知りたいと15年ほど前に買った本である。
当時の自分には高い買い物だったが、奮発したのを覚えている。
易学のバイブルとも言える最高峰の資料とのこと。(ただそこまで私は理解できていない)
加藤大岳氏によるこの講座は、全8巻セットで、
こちらも今は倍ほどの値段で取引されている様子。
私は当時何を思ったか、この至高の本を、pdf化するために全部バラバラにした。
そのぶんPCでの占いの際に読み活用できたが、先生、申し訳ございません。
参照本③
株価騰落占法口訣(加藤大岳):
株を始めた13年前頃、
あの手この手の「儲かる!○○手法!」という名のワケわからん株式投資手法を
星の数ほど学び、実践しては大損するを繰り返す中で、
大岳先生の株の予測研究本ということで購入。
一般的な易の善し悪しと何か逆のような評価をするように私からは見える独自の手法は、
いわゆる株の流れや急変に着目し、
また少し逆張りスト寄りの株価予測に近いと素人ながら思い面白い本。
安泰の中に儲けはなく、ピンチ・絶望の中にこそ儲かるチャンスがあると易を通して教えてくれたと思っている本である。こちらも今は数万円レベル。
いい本と思っていた本はやはり値段が高騰している。
正直、現在の値段以上の価値があると思っている。
というわけで、
(素人目線での)易学の至宝『易学大講座』の理論と、投資の秘伝書『株価騰落占法口決』、そして現代的解釈の『現代易入門』。これら3冊の知恵をAIで統合し、現代の荒波を読み解けるか?チャレンジ
私の理解として、RAGという仕組みを使い、 長年の愛読書を参照用の資料としてAIに渡し、 その知恵をもとに“AI師匠”として回答を再構成させようと試みています。
一部理解が合うように、またオリジナルな文章を出力されるよう再構成して出力をしてくれるようにプロンプトなど調整した。
①②検証 ③試しに占ってみる
※過程や方法は長くなるため、割愛させてください。
①基本的な占い方を教えてくれるか?
まずは基本的な易の占い方法を回答してくれるか確認。
私はサイコロを使った占い方法をこれらの本から学んだ。
またこの本以外でも一般的な方法の様子。まずはそこが出てくれるか検証。
出力結果はAIによる再構成です。
ついでにAIの回答には、易聖のおじいさん風のしゃべり方をしてもらうように設定。

占い方を教えてください

易の道は深遠であり、単なる当て物ではない。占いに臨むには、まずその心構えを正すことが何よりも肝要である〜
(中略)
正式な「本筮法(ほんぜいほう)」、その中間の「中筮法(ちゅうぜいほう)」、そして最も簡便な「略筮法(りゃくぜいほう/三変筮)」がある。ここでは、初学者が修得すべき略筮法を中心に教え授けよう
(中略)
1. 道具を揃える:正式には五十本の筮竹(ぜいちく)と算木(さんぎ)を用いるが、現代では八面体や六面体のサイコロ、あるいは百円硬貨などで代用することも可能である。
2. 大成卦(本卦)を立てる:サイコロを用いる場合、一回ごとに奇数(一・三・五)が出れば「陽爻(ようこう)」、偶数(二・四・六)が出れば「陰爻(いんこう)」とする。これを下から上へと六回繰り返し、六本の横線(爻)を積み重ねて「大成卦」をつくるのだ
・・・
中略
・・・(以後続く)
ちゃんと一般的な本筮法、中筮法、略筮法の3つの基本の占い方を教えてくれることを確認。
その中で、現代風のサイコロの占い方法を教えてくれるため、主要な方法は認識してくれている。
また、いちいち心構えが重要と諭してくれるため、非常に聖人の師匠である。
②勝負占(と勝手に呼んでいる)方法を教えてくれるか?
スポーツなど、どっちが勝つかというとき、私は両者でそれぞれ卦を立てて占い、
その違いを比較して勝敗や勝負の流れを予測する。その方法もこれらの本から学んだと思う。
(これも一般的かもしれないが)正しく示してくれるか?
AIが分析した結果、こう言ってます。出力結果はAIによる再構成です

どちらが勝つかを占う方法を教えてください

勝負の行方を問うか。易の道において、二つの勢力が競う際の吉凶を占うには、いくつかの確かな法がある。単に「どちらが勝つか」という結果のみを追うのではなく、事態の推移と道理を深く察せねばならぬぞ。
〜〜中略〜〜
まず、最も基本となるのは、**「二つの卦を立てて比較する法」**である。例えば、AチームとBチームのどちらが勝つかを占う場合、あるいはA社とB社のどちらに入るべきかを迷う場合、それぞれについて個別に卦を立て、その内容を対照して判断を下すのだ。スポーツの勝敗や交渉事においても、この「両者の二つの卦を立てて比較する」やり方が、具体的で誤りのない判断を導く鍵となる
次に、得られた一つの大成卦(六十四卦)を二つに分け、**「彼我の状態を観る法」**がある。この場合、下卦(内卦)を自分、上卦(外卦)を相手と定めて判断するのだ。
〜〜中略〜〜
さらに、「賓主法(ひんしゅほう)」という奥深い見方もある。これは、得られた卦(本卦)を自分(当方)とし、その大成卦を「向こう側(相手側)から見た場合」を相手の状態として観る法である。自分から見て「盛大」な卦であっても、相手側から見れば「不安定」な象であることもあり、この彼我の対照こそが勝負の帰趨を決する手がかりとなる。
こちらも予想通りの回答をしてくれる。
さらに賓主法や、内卦と外卦で分けてみる方法も教えてくれている。
前置きが長いのは聖人師匠ならではである。
そのほかいくつか細かい生卦法などの言葉の定義も聞いたが、イメージ通りの回答はしてくれた。
ただ、漢字の読み方が異なるところが結構出てくるので、注意は必要。
③師匠への投資相談
※本記事は、AI(RAG)と易経を用いた個人的な検証記録です。投資の助言を行うものではありませんので、エンターテインメント、あるいは技術的な試行錯誤の読み物としてお楽しみください。
実際に試しに投資相談デモをしてみる。
私は当時、銘柄で卦を立て、また買うタイミングも立てて様子を見る手法を取っていたが、株価予測の詳細な方法は忘れてしまったので(もう10年前・・)、自信はないが、
試しに2026年の日経平均株価はどのような値動きになるか、
卦を立てて聞いてみた。
山雷頤の4からの火雷噬嗑。
ちなみに私は、
6月までは急騰ありの上げ下げ大きめでややレンジ気味のじり上げ相場、
8月頃に歯に挟まった歯痒いものが取れて上昇に転じると読んだ
出力結果はAIによる再構成です。

2026年の日経平均の値動きを予測すると山雷頤の4爻が出た。分析し、値動きの傾向をグラフで教えてください。

(解析などあり)中略
よいか、心して見よ。相場の波を形にするとは、天の時と卦の勢いを呼吸することに他ならぬ,。
お主が求めた「山雷頤」の四爻変、之卦「火雷噬嗑」を、提供された騰落占法の理に基づきグラフ化すれば、以下のような起伏を描くことになる。この図は単なる予測ではなく、卦の中に秘められた「震(動き)」、「艮(止まり)」、そして「噬嗑(激動)」のエネルギーの変遷を示したものだ,,。
〜中略〜
2026年 日経平均 値動き推移予測グラフ
価格
高 | /\
| / \ /\
| [② 高値保合い] / \ / \ [③ 障害の打破・激変]
| ━━━━━━━━━━━━ / \/ \━━━━━
| / /
| / / [四爻の変:転換点]
| /
| / [① 底堅い上昇]
| /
低 ┗━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┳━
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
<------- 前期 -------> <------- 中期 -------> <------- 後期 ------->
底堅い上昇。その6月頃からの上昇、変化ということ。
イメージは違うところもあるがある程度流れは近しいと思ったので少し嬉しい。
これらの本の真髄を理解し尽くしたプロのような見方は私はできないが、
初心者の考える基本の見方はこのAIでも捉えられている気がする。
ただ今時「よいか、」でしゃべり出すおじいちゃんなんかいないだろうと思いながら
師匠さすがです。
来年、答え合わせをします師匠。
まとめ
今回、私が信じる本から私が理解した知識を選定してAIに参照させ、
理想通り回答してくれるものができたと思う。
これまで長年大事にしてきた過去の知見がAIによりとても便利になる。
ただ色々試したところ、
参照させる本の組み合わせや、プロンプトによりかなり回答精度や解釈に差が出ることが
わかった。
日々の回答をよく吟味検証して、自分の解釈や感覚に合う参照の組み合わせや最適なプロンプトを
日々研究・アップデートしていくことが重要と思える。
今後、これを使って趣味の範囲で予測などしていき、ブログに載せていこうと思います。
【免責事項】 本記事における易占の結果およびAIによる分析は、あくまで個人の趣味と研究の一環であり、特定の銘柄の売買や投資を勧誘・推奨するものではありません。投資には価格変動リスクがあり、損失が生じる可能性があります。最終的な投資判断は、必ずご自身の責任において行っていただけますようお願い申し上げます。
今回紹介した本や、その他の本で初めの一冊におすすめのものを紹介しておきます。
紹介本はかなり高騰していますが、それだけ価値が認められており、
またこれからも認められ続けるだろう良本だと再認識しました。
価格:2563円 |
価格:44214円 |
価格:51731円 |
付録 自炊化について
これまで本の自炊化というと、
電子化されることで本棚がスリムになるとか、
ipadで手軽に読めるとか
であったが、人間が読むという行為自体は変わらなかった。
ただこれから、大量に電子化した資料をAIが必要な部分だけ参照して回答してくれるという
新たな付加価値が出てきた。
これから、紙媒体のみの古書の価値の増加&自炊化が活発になるのでは?と思っている。
何なら、kindleなどの電子媒体はpdfにするのに規約などあり難しいところもあると思い、
自炊目的の紙回帰が起きるんじゃないか?とも予想している。
さらに、易の本は厚いものが多く、裁断機が重要となる。
※ページ数も多いため、非破壊スキャンはだいぶ困難だろう。
今は王道の裁断機、スキャナがあるようで、紹介しておきます。
裁断機おすすめ:王道の「自炊専用」最高峰
【Durodex(デューロデックス) 200DX】
- なぜおすすめか: 自炊愛好家の間で「神器」と呼ばれるモデルです。最大の特徴は、
「18mm(約200枚)を一度に断裁できるパワー」と、「折りたたんで立てて収納できる」点。分厚い本がよく切れると思います。
パーソナル断裁機200DX ホワイト <自炊に最適・折りたたみ可能> 価格:49500円 |
スキャナおすすめ:王道の「自炊専用」最高峰
【ScanSnap iX2500】
綺麗に裁断が終わった後のさらなる関門は、スキャン取り込み。
易経本は1冊でも数百ページに及びます。
一度に100枚(200ページ)セット可能になった最新フラッグシップモデルで、分厚い易学本もノンストップで電子化できます。スキャン速度とWi-Fi 6対応の転送力は圧巻。
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自炊は初期投資がかかりますが、AIの登場でこれから付加価値が上がるジャンルだと思い、
ご紹介でした。



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